踏み出すという勇気

踏み出すには勇気が必要。
その一歩を超える事で始まるものがある。
いや、その一歩を超えなければ何も始まらないと言って過言ではない。


そんなことはとうの昔に分かっている。
頭では理解しているのだ。
ただ外に出ない。出せない。
それでもだいぶ昔に比べれば、出せる所は出せる様になってきたとは思う。
けれど。
肝心な所は変わっていない。
踏み込めない。
踏み込んだら最後、そこから逃げ出すことは出来ないから。
結局の所、怖いんだ。
そして、自分が可愛いんだ。
そんな醜い自己愛が、ずっと枷になっているんだ。
嫌われたくないと誰もが思う。
好かれたいと誰もが思う。
でも、そんなことは、夢物語。
そんな厳しい現実を、見たくないだけなんだ。


もう少し、器用にありたい。